Contents
自分自身や同乗者、車を守るためにドライブレコーダーを検討しているあなた・・・
とりあえず何でもいいからなんて思っていたら大間違い!!
買っても使えない機種があるのをご存じでしょうか。
今回は購入前に必ず!!!チェックしておくべき項目4選と購入後注意すべき項目2選を紹介!!
購入前の注意点
角度が狭く事故の映像が取れていない
ドライブレコーダーを設置したのに事故の記録が取れていないなんて自体になったら笑えません。
事故は真正面よりも、出会い頭や車線変更といった斜めや横からの衝突がほとんど。取り付けの位置が悪かったり、撮影角度の範囲外で起こった事故は証拠としては十分とは言えません。
そのため、ドライブレコーダーはより広いエリアを撮影できることが望ましいのです。
商品を選ぶ際に注意していただきたいのは、映像の横方向の広さを表す「水平角度」と、縦方向の広さを表す「垂直角度」です。
当然その角度が大きい方が良いのですが、広角になればなるほど価格は上がり、必要以上に広すぎると映像に歪みが出るため、
価格を抑えつつも、確実な画角を得る基準としては、「水平角度100°」「垂直角度60°」以上の商品を選ぶようにしましょう。
LEDタイプの信号機が写らない機種がある
事故が起きる場面として多いのは、やはり交差点での出会い頭の事故です。その際双方の信号が、それぞれ何色だったのかということが非常に重要になります。
ところが、機種により信号の色が写らないというドライブレコーダーが存在します。
その原因は、全国的に普及しているLED信号機の周波数と、ドライブレコーダーのフレームレート(1秒間に撮影するコマ数)が同調してしまうことです。
LEDは性質上、東日本では1秒間に50回、西日本では60回、肉眼では認識できない速さで点滅しています。
そのため、ドライブレコーダーのフレームレートと、LEDの点滅タイミングが一致してしまうと、「信号が映らない」という現象が起きてしまうのです。
最近ではLED信号機に対応しているモデルが多いですが、安価な海外製品や、フレームレート50/60(fps)の商品は注意が必要です!
夕方やトンネルの出口などの事故の起こりやすい環境の映像が飛んでしまう
逆光や夜道、トンネルの出口など、公道を走っていると光の状況は刻一刻と変化します。そのため、ドライブレコーダーには、いつどんな状況でも鮮明に撮影できる能力が求められます。
HDRはHigh Dynamic Range、WDRはWide Dynamic Rangeの略で、どちらも黒白飛びや黒潰れを抑える補正機能です。
夕方やトンネルの出口など、事故が起こりやすい環境はドライブレコーダーにとっても、白飛びや黒潰れが起きやすい環境でもあります。
映像を確認したら事故の瞬間は真っ白だったということがないように、万が一の事故やトラブルを撮影するドライブレコーダーには、HDRやWDRといった画像補正をつけて白飛びや黒潰れの対策を行っておきましょう。
テレビが映らなくなる
ノイズ対策が十分でない機器を選定してしまうと、ドライブレコーダーの電磁波が、フロントガラスのフィルムアンテナなどに影響し、車内の機器に対して干渉問題を発生させてしまうことがあります。
ノイズによる干渉が発生すると、カーナビや地デジがうまく映らないことや、運転支援システム(アイサイトなど)の動作に支障をきたす可能性があります。
【ドライブレコーダーを付けたらテレビが映らなくなった・・・】なんてことにならないためにドライブレコーダーを選定する際は、必ずノイズ対策がされているものを選ぶようにしましょう。
購入後の注意点
車検に通らない
通常フロントガラスに取り付けることになるドライブレコーダーですが、運転の視界を妨げることがないように注意しなければなりません。
道路運送車両法では「ガラス開口部の実長の20%以内の範囲」または「車室内後写鏡により遮へいされる前面ガラスの範囲」とされています。
簡単にご説明すると、ドライブレコーダーの取り付け位置は、ルームミラーの裏やフロントガラスの最上部です。また、リヤカメラにつては法律的な規定はありませんが、後方の視界を妨げすぎないことはもちろん、より広い範囲を撮影できる位置に取り付けましょう。
事故のデータがとれていない
ほとんどのドライブレコーダーは、データ容量がいっぱいになると自動的に古いファイルを消去する機能が備わっており、容量が一杯で録画ができなくなる心配はありません。
しかし、これらのデータを消去する際、完全にすべてのデータを消去できるわけではなく、SDカード内に「データのゴミ」が蓄積されます。その結果録画できる容量は徐々に少なくなっていき、思わぬ誤作動の原因になることもあるのです。
そこで、SDカードのフォーマット(完全消去)の時期を各メーカーで推奨しており、その期間を守ってフォーマットする、または、新しいSDカードに交換しましょう。
おまけ
運転中以外の事故は録画できない
事故やトラブルは、走っている時に起こるとは限りません。例えば「ショッピングセンターの駐車場に駐車している間に当て逃げをされてしまった」といったことも決して珍しい話ではありません。
駐車監視機能を付けることで相手の車を撮影して警察に提出することで、当て逃げ犯対策を行うことができるので、余裕のある方はつけてみてはいかがでしょうか。
自分にとって不利な内容も録音、録画され、秘密の話はできず、機種によっては鼻くそもほじれない
ドライブレコーダーは車内に設置されているため、ドライバーや同乗者の会話内容も録音してしまうことになります。プライバシーに関わる内容や、独り言の場合も全て録音されています。プライバシーに関わる内容を含む録画を証拠として第三者に公表してしまうと、ドライバーや関係者のプライバシーも全て明かされてしまいます。ドライブレコーダーを使用する場合は、車内での言動に気を付ける必要があります、さらに室内の録画も出来る商品もあるので用途に合わせて購入された方が良いですね。
ドライブレコーダーは正しい使い方をすることによって、はじめてドライバーによって有効な機器となります。ドライブレコーダーのデメリットもしっかりと理解して、安全で快適なカーライフを送れるようにしましょう。